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【ドクターブログ】上まぶたのたるみ取りの治療について(Dr.栄)

こんにちは。

下北沢ルミアージュクリニック、形成外科医の栄です。

今回は、今月から施術モニターを募集開始しました、上まぶたのたるみ取りについてお話します。

まぶたがたるむ理由とは?

私たちは年齢と共に皮膚表面だけではなく、その奥にあるスジが伸び、骨は萎縮していきます。

目の周りにかぎって言えば、眼窩という眼球を容れている部屋が、年齢とともに大きくなり、眼球はその中に落ち窪むわけです。

その結果、上まぶたは落ち窪み、下まぶたは膨らむという典型的な歳を重ねたときのまぶたの状態となります。

このように解剖学的・構造的に加齢により皮膚に弛緩が生じることが一点。そして、摩擦の影響がもう一点。

つまり、どのように肌を触っているのか?

よく目を擦る、マッサージをするなど

長年のコンタクト使用歴

アトピー性皮膚炎や花粉症などで目周りを掻いてしまうなど

つまり、たるみは明らかに摩擦の影響を受けるわけです。

その他、喫煙や不規則な生活習慣、日焼けなど(日焼けにより皮膚のしなやかな弾力を作っている弾性線維は壊れます)、個人個人のライフスタイルもたるみには影響します。

それでは目の上の皮膚がたるんでいると何が良くないのか。

整容的に気になるというのはもちろん、まぶたが皮膚のたるみによって重くなると、視界が狭まり、肩こりや頭痛などを引き起こし得ます。

つまり眉下切開の手術は整容面の改善のみならず、瞼の開きが良くなることで日常生活のQOLを改善することに繋がるのです。

ただし、眉下切開の適応はきちんと見極める必要があります。

まぶたが重くなっている原因がまぶたを挙げる筋肉の弛緩による場合(真性の眼瞼下垂といいます)は、代表的には挙筋前転術と言って、まぶたの裏にある、まぶたを挙げる筋肉を修復する手術が必要です。

まぶたを挙げる筋肉には問題がなく、皮膚のみの弛緩である場合には眉下切開の適応が生じます。

しかし、高い位置に二重のラインがある場合や、もともと眉毛と目の間が狭いなどの場合はあまり良い適応にはなりません。

適応についてはカウンセリングでしっかりと判断します。

手術の方法として

眉毛の下縁よりやや眉毛の中に入る形で、皮膚を切開し、余剰なたるんだ皮膚を切除します。

取りすぎると引きつった目になりますので、ほどよいところでの切除量を慎重にデザインしていきます。

私は皮膚のみを切除し、眼輪筋は温存します。
縫合の際に、眼輪筋も皮下縫合しますのでそれでリフトアップになるでしょう。

あまり強く眼輪筋を縫合しすぎても、皮膚のでこぼこぼの原因になったり三叉神経痛(多くは一過性)の原因になります。

1週間~10日後に抜糸です。

眉下切開は、大きく印象を変えずに品よく目元の印象を改善します。

ただし、いいことばかりではなくデメリットもあります。

・必ず傷跡は残ること
・そして内側の皮膚のたるみは取りにくいこと
・眉毛の位置が変わることがあること

このあたりを受容できたうえで、手術をするメリットとデメリットを天秤にかけ適応を決めましょう。

内側を取るデザインにして手術する場合もあります、

しかし内側というのは物理的な力のかかり方がまぶたの中央~外側とは違うので、やはり傷はやや目立ちやすい傾向にあります。

まぶたの皮膚のたるみだけではなく、皮膚が厚い、つまり皮膚の下にある脂肪(眼窩脂肪とROOFと呼ばれる眼窩隔膜前脂肪)が厚い場合には、脂肪も少し切除した方が良い場合もありますが、どんなに皮膚が厚い方でも、加齢とともに必ずや皮膚は薄くなるので、安易に脂肪をたくさん取るのはお勧めしません。

短期的な治療効果だけではなく、長期的な目でもみて手術は検討しましょう。

施術の概要

施術時間:約1時間(細かく縫いますので時間かかります)

抜糸の時期:施術後、7日〜10日程

痛み:麻酔の注射のチクっとした痛みと麻酔が皮下に入るときの痛みはありますが、麻酔が効けば手術中は痛みを感じることはほぼありません。

ダウンタイムについて

個人差はありますが、目立つ腫れは、通常4〜7日ほどで消失いたします。

また高齢の方や、内出血の程度によって、長引く場合もございます。

内出血は1~2週間程度で消失いたします。
抜糸の翌日以降であれば、コンシーラーなどで傷跡をカバーして頂くことも可能です。

傷跡は、暫くは赤みがあり、硬くなりますが、3~6ヶ月程度の時間の経過とともに
白っぽい線状に変化し、硬さが取れていきます。

シャワーは手術翌日から可能です。
傷は翌日から優しく洗ってください。水に濡れても構いません。

どんどん洗って清潔な状態にしておく方が、傷の治りは速いです。

まとめ

ダウンタイムが少ない施術とはいえ、抜糸までの1週間ほどは目周りのメイクが出来ないので傷跡は見える状態ですので、外出時などはメガネなどでカバーし、目立ちにくくするなどの対応が必要なケースもございます。

コロナ渦で外出の機会が減っているとはいえ、傷口を縫合している1週間程度の期間は比較的安静に出来るなど、余裕を持って頂いて施術を受けて頂く形が良いかと思われます。

医師のカウンセリングの結果により、施術をお勧めしない場合も御座いますので、その点はご了承下さいませ。

上まぶたのたるみ治療のモニター募集について
8月〜10月【各月5名限定】毎週月曜、金曜にて実施

施術内容:上眼瞼たるみとり(眉毛下皮膚切除)
モニター価格:165,000円税込(通常価格220,000円税込)
リスク/副作用:内出血、腫脹、傷跡、ツッパリ感、知覚鈍麻
条件:施術・症例写真、動画、術後の経過観察にご協力頂ける方
用途:ホームページ、SNS、院内資料、学会発表等
申込方法:ホームページのお問い合わせフォームより
https://www.instagram.com/p/CRShOQyjFkK/